ニキータ・ミハルコフ(Никита Михалков)監督作のロシア映画。云うまでもなくロッシーニの某オペラと掛けている。皇帝アレクサンドルⅢ世による観兵式のシーンが有名で、ずっと観たかった。90年代は意外と名作が多い。 情熱に身を焦がす帝政ロシアの士官候補生アンドレイ(Oleg Menchikov)の、すれ違いの恋を描く。美しきアメリカ人女性を演ずるのは、ジュリア・オーモンド(Julia Ormond)。 全篇に渡りクラシック音楽を多用している点に好感が持てた。また、費用をかけたであろう帝政ロシアの装飾の再現には感心した。 彼が愛の告白をする際の曲は、ショパン夜想曲27番の2。 www.yo…