サッカーの戦術で加茂周の造語(和製英語)。
ゾーンに分けてディフェンスするゾーンディフェンスと、相手に積極的にプレッシャーをかけるプレッシングを組み合わせた戦術。特定のゾーンでボールを持った相手選手をディフェンス側の選手が人数をかけて囲いこみボールを奪う。実行するには、すぐに相手を取り囲めるように、陣形をコンパクトに保つ必要がある。
アリーゴ・サッキ監督が率いたイタリア・ACミランの守備戦術を参考に、Jリーグ・横浜フリューゲルスの監督であった加茂周とコーチのズデンコ・ベルデニックが導入したことから、日本でも浸透した。
かつてサンフレッチェ広島の監督であったスチュアート・バクスターは、プレスを行おうとするゾーンの頭上を一気に越えてディフェンスラインの裏へボールをフィードする戦術の相手には無力であると語った。また、優秀なドリブラーの前には無力であるとも言われる。