【内容】 元々ギリシア神話にある内容で、古代ギリシアの哲学者であり伝記作家であったプルタルコスがとりあげた。 テセウスがクレタ島から帰る際に使っていた船には合計で30分の櫂(オール)があった。船は長い間保管されていたが老朽化したため修理のため新しい部品が修理のたびにあてがわれていった。 そこでプルタルコスはこういった問題を提示する。 次々と古いパーツを新しいパーツに変えていったとする。最終的にすべての部品を交換し終わったとき、目の前にある船はテセウスの船と同じものなのだろうか? それともこの古いパーツを組みなおして無理やり違う船をこしらえたとしたら、こちらこそテセウスの船なのだろうか? 【出典…