アメリカ総合格闘技の草分け団体「UFC」の代表。
(当初、格闘技メディアの表記は”ダナ・ホワイト”が主だったが、UFCを正式に契約放送するWOWOWがデイナと表記。2012年のUFC日本大会開催時の記者会見で「ダナは女の子っぽく聞こえる」という理由により、本人が「デイナ」表記を希望すると明言した。)
元はホリオン・グレイシーとPPV会社が共同で作ったSEGがUFCを運営していたが、その後暴力批判や時間制限をめぐる確執でグレイシーが撤退するなどでUFCの規模は縮小。
そのときにダナ・ホワイトがUFCの権利を買収し、氏の共同経営会社「ZUFFA(ズッファ)」がUFCの母体と成った。
アメリカの格闘スポーツを管理するネバダ・コミッションに人脈が広く、交渉とルール整備によってケーブルテレビの放送を復活させた。2003年の一時期、PRIDEとの交流・提携を深め、その後は紆余曲折を経た。
リアリティ・ショ−「ジ・アルティメット・ファイター」(TUF、タフと発音する)が全米規模で大ヒットすると同時にUFCは一気にスケールを拡大。
常に大会は40−100万人規模のPPV契約を持ち、ボクシング興行の収益を上回るようになった。
この財力を利用し、ミルコ・クロコップ、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、ヴァンダレイ・シウバなどPRIDEの人気選手と次々に個別契約を結んで引抜を行い。最終的なPRIDE終了に繋がった。
ライバル団体を「ジョーク団体」と呼ぶなどの辛辣な毒舌でも知られ、業界を盛り上げる一方で「選手への尊敬が無い」との批判お受ける。
2009年から「TUF」はWOWOWで日本語版が放送され、同番組から「デイナ・ホワイト」と表記されるようになった。