アナトリア西部の都市。古名はニカイア。13世紀前半のイスラムの地理学者ヤークートの著作にはアズニークとしてみえる。紀元前4世紀には存在し、ローマ帝国の都市としても長い歴史を持つ。14世紀に初期オスマン朝の拠点となり、16世紀にはイズニク陶器の生産地としても知られた。 ローマ帝国都市ニカイア オスマン朝による征服 イブン・バットゥータの旅行記 16世紀のイズニクの産業 イズニク陶器 参考文献 ローマ帝国都市ニカイア イズニクは古名をニカイアといい、紀元前4世紀末にこの名を持つようになったという。この町を含む地域の古名はビテゥニアであり、町はイズニク湖(古名はアスカニア湖)の東端に位置する。湖側を…