炒り大麦粉。焦がし大麦。水に溶かして飲まれることも多かった。解熱の効能があるとされ、中世イスラームの医学者によって熱病や夏季対策に推奨された。16世紀のエジプトのカイロでは、サウィークを溶かした飲料が最も日常に飲まれている滋養飲料であったという。 ガレノスの医学理論 預言者の食べ物 解熱効果のある食品 カイロの滋養飲料 参考文献 ガレノスの医学理論 アッバース朝では9世紀からイスラーム医学理論に基づく食養生法が実践されていた。この医学は、古代ギリシャ医学理論、特に2世紀アレクサンドリアの医師ガレノスの理論を踏襲し発展させたものであった。ガレノスの提唱した医学理論は、あらゆる生物(人間・動物・植…