(Norman Ernest Borlaug, 1914年3月25日 - 2009年9月12日) アメリカ合衆国の農業学者。アイオワ州クレスコ出身。ミネソタ大学卒業。1960年代に小麦等の高収量品種を中心とした新しい農業技術を開発し穀物の大幅な増産(緑の革命)を指導した。これはマルサスの陰鬱な予測が誤っていたことを示すことになった。世界の食糧不足の改善に尽くしたとして、1970年にボーローグにノーベル平和賞が与えられた。
掛け値なしに。良い気分です。何一つ悪い気分が含まれない。 世界中の飢えている人たちのお腹を満たしたことを理由に「ノーベル農業賞」が存在しないので、この偉大な貢献を「ノーベル平和賞」を受賞することでたたえられた方だそうです。1970年の受賞。 “緑の革命”を起した不屈の農学者 ノーマン・ボーローグ 地元のアメリカ・アイオワ州ではもちろん、1950年代~直接飢餓から救われた国々では今でも知名度は高いようです。 私が生まれるより前のノーベル平和賞受賞。長らく生きてきましたが。全く知りませんでした。 この本が出版されたのはおそらく、博士がお亡くなりになる直前。 不屈の魂と頑健な身体で貢献に次ぐ貢献。パ…
< フードロスっていうのとは また別の問題なんでしょうねえ > ずいぶん前の話になりますが、友人の家でテレビを見ておりました。 たしかマーガリンのコマーシャルだったと思うんですが、「□△×で低カロリー」っていうキャッチコピーだったんですね。それで、「なんで低カロリーってことが宣伝文句になんだ?」って聞いたらですね、「今の日本で高カロリーを求めてるのは、お前ぐらいなもんだろ」って言われことがあるですよ。 ふううん、そっかあって思いましたが、飽食の時代、真っただ中、だったんでしょうね。日本はね。 自己批判的な意味合いを込めて喧伝されていた飽食の時代っていう表現だったんだろうと思うんですけど、そのう…
こんにちは。夢ノ命です。 たとえば、もしあなたがするクシャミが、 地球の反対側で竜巻を起こしているとしたら? たとえば、もしあなたが話す今日の何気ない一言が、 10年後に生まれてくる一人の少女を勇気づけ、 その少女の人生を変えるほどのインパクトを与えるとしたら? 今日は、そんなお話をご紹介したいと思います。 この記事を読み終えたら、 きっと【もしも?】が【本当なんだ!】に変わることでしょう。 バタフライ効果(エフェクト)、それが、今日のキーワードです。 【バタフライ・エフェクト/世界を変える力/アンディ・アンドルーズ著抜粋&参考】 1963年、気象学者エドワード・ローレンツは、 【バタフライ効…
20世紀の世界は人口面において爆発的増加の世紀として人類史に記録されるでしょう。世界の人口は18世紀半ばころから、増加率を高め20世紀入りまさに爆発的増加を続けてきています。世界人口がこの先2050年に100億人になった時、それだけの人に食糧をどう行きわたらせるかいうのは重要な問題である。 人口問題で最初に気にかかることは、「持続可能な世界」に人間は何人までなら無理なく生きられるか、という命題をアメリカの大学教授が試算しました。世界人口、地球上に存在する資源、人口の変化、エネルギー等を考慮し、世界人口が最大でどのくらいならば人類が絶滅の危機に直面せずに済むのかを検討した結果「約20億人が最適」…
ご訪問いただきありがとうございます。いつもながら記事更新もできず、たいへんなご無沙汰でした。 1月には昨年9月・11月に続いてまたサラワク・クチンを訪問。 bio-journey.hatenablog.com でもその間に、上橋菜穂子さんの『香君』(上下)(文藝春秋)を読んだ。著者・上橋さんの7年ぶりの長編だという。児童書に分類されることが多いが、成人でも十分楽しめる。 物語は、ウマール帝国の活き神の香君と、属国の西カンタル藩王国の藩王の孫で植物や昆虫たちのやりとりを香りの声のように感じ取る鋭い嗅覚の持ち主である少女アイシャの活躍を中心に進む(あらすじは省略)。 この物語には、生物多様性の観点…