みんな買って読もう! 批評について: 芸術批評の哲学 作者:キャロル,ノエル 勁草書房 Amazon 批評とは何か、何であるべきかを分析した本。一般向けの本らしく、美学・藝術哲学初心者の私にも分りやすかった。 キャロル先生の大きな主張は「批評は理由に基いた価値づけだ」という事である。そしてその価値づけは、作者の意図がどれだけ達成されているかという点に対して行われる。しかも作者の意図の特定やその価値づけは客観的に出来るという。以下の難波先生のブログ記事でよく纏まっている。 lichtung.hatenablog.com 難波先生は原著を読んだそうだが、邦訳を読んだ私から更に言うと、森先生の訳注が…