リオオリンピックも終盤ですね。日本人のメダルラッシュに感動しながらテレビを見てます。 「オリンピックは参加することに意義がある」とは近代オリンピックの始祖、クーベルタン男爵の言葉ですが、いつの頃かメダルを獲得することばかりに目が向いているようで、今回は国ぐるみのドーピング違反の問題も浮き上がってきました。 クーベルタンは「美しく負けるのも大切だ」とも言っているそうです。 ピンダロスの「オュンピア祝勝歌第8歌」を読みました。 西洋古典叢書『祝勝歌集/断片集』ピンダロス・作、内田次信・訳(京都大学出版会)に掲載されている一篇です。 ピンダロスは紀元前の古代ギリシアの詩人です。オリンピックの起源にな…