実際に乗って、乗り心地を確かめてきました アラビア半島の砂漠地帯で何世紀にもわたり人々の暮らしを支えてきたラクダ。灼熱の砂漠を悠々と歩み、重たい荷物を背に長距離を移動する、まさに「砂漠の船」と呼ぶにふさわしい存在です。現代では観光客向けの乗り物としても人気を集めていますが、その独特な乗り心地は想像以上にダイナミック。今回は、オマーンのシャルキーヤ砂漠(別名:ワヒバ砂漠)で体験したラクダ騎乗体験をもとに、その魅力や注意点について詳しくご紹介します。 ベドウィンとラクダの深い絆 オマーン社会に溶け込むラクダ ベドウィンは遊牧民として知られる中東の民族で、ラクダとともに砂漠での生活を営んできました。…