ベラルーシ

数日前、日本のメディアでベラルーシで日本人がまた拘束されたとの事件が報道された。 →ベラルーシでまた日本人男性拘束か 現地メディア報道 - 日本経済新聞 大手各メディアが短く伝えていたが、現地のいわゆる”独立系メディア”の具体名を明記していたのが日本経済新聞（正しくは「共同通信」の転載だけど）。 そこには「ゼルカロ」とあった。ベラルーシだけどロシア語媒体なので「ゼルカロ」＝「Зеркало」（鏡）ですね。 ”独裁国家”ベラルーシに”独立系メディア”があるんだ～って、ちょっと気になってググってみると、テレグラムにあった。 Зеркало のTelegramから ただ、日本人拘束の情報は、この「З…

Monです。 今回はKX白ルテニアの無政府主義√を攻略していきたいと思います。 国民精神、国内状況紹介 WW1の最中で誕生した国家、白ルテニア王国。 彼の国はドイツの強い干渉を受けながらも、1918年のブレスト・リトフスク条約、1920年のミンスク条約によって独立を獲得した。 しかし、想定より小さかった領土に共和国への支持はゆらぎ、1920年代後半の選挙では社会主義者が政権を獲得した。 ロシア革命に触発された社会主義者は即座に土地の国有化と中央への権力を希求したが、ドイツ帝国によって僅か1ヶ月で議会は解散、代替として親ドイツ政府が設立された。 親独政府下でベルリンはウラジミール王のもと、半立憲…

日本人がスパイ容疑でベラルーシ当局に拘束されている事件について、ベラルーシの反体制派ジャーナリストが「完全な嘘」だと指摘している動画があった。 ユーチューブのチャンネル名は「Саша, что ты несёшь?」。直訳すれば、「サーシャ、どこに運んでいるんだ？」だけど、「サーシャ、何言ってんだ？」って意味あいかもね。 ベラルーシ国内外の政治、経済、社会について語るってチャンネルで、ルカシェンコ政権に批判的な立場の動画ばかり。 共同運営者の一人のアレクサンドル・オトロシチェンコフさんは政治犯として収監されたこともあるみたい。 もう一人のフョードル・パブリュチェンコさんは昨年ドイツ・ノルウェー…

ベラルーシ当局にスパイ容疑で拘束された日本人のナカニシさん。 同国営放送の特番のなかでの供述で、ウクライナ国境の駅や（軍用）空港を訪れたことがスパイ容疑の補強証拠となっていますが、ナカニシさんが言及した場所はほんとに諜報活動でしか状況がわからない閉鎖都市や軍事施設なのか、ちょっとユーチューブで検索してみました。 すると、すぐにいろんな動画がでてきます。 （軍用）空港のドローン映像もあります。 YouTubeでちょこっと検索しただけでもたくさんの情報があふれているのだから、ネット空間にはもっと無数の情報があるのだと思います。 ナカニシさんがたとえ9000枚の写真を撮ったって、機密情報といえるもの…

10：55あたりから12：41ぐらいまで。 この部分の内容は、 ①10：55～11：07 日本での指示役、監督官とされる人物。 ②11：08～11：32 ラインの通信記録。 ③11：33～12：41 日本大使館員との連絡。 といった部分。 ①の人物は、日本のニュースで疑惑をはっきりと否定していた。 ②のライン通話記録は、ロシア語が日本語とまったく対称になっていない。 ロシア語の内容はナカニシさんのスパイ容疑を裏付けようとするものばかり。 ③の大使館員との接触は、具体的な場所・日時を特定していて、容疑の信ぴょう性を強調しようとしている。 youtu.be 10：55（両手を上げた像と同じポーズを…

10：12から10：53あたり。 「ナカニシ」さんの発言に、そのなかにはない「軍用」（空港）という言葉を付け足して、視聴者に彼がスパイだと印象づけようとする意図が明白になったところです。 ジャーナリストとしての良心の欠片もない人たちが編集したのだということがよくわかります。 この特番を通じても言えることだけど、ベラルーシ国営放送は扇情的なBGMもうるさすぎて、ファクトチェックもほとんどできない、ろくでもないプロパガンダ番組を作る放送局のようですね。 youtu.be 10：12 （左画面にライン。右画面にその翻訳とされるロシア語） (ナレーション) 23年のロシア特別軍事作戦開始以後、監督官と…

7：23～10：08ぐらいまで。 ナカニシさんに部屋で質問したり、現地で実際に説明させたりするシーンがいくつかあるが、どれも発言が中途半端で終わってしまっている。 発言の都合のいい部分だけ編集で切り取っている印象を受ける。 ①7：23～7：54 撮影ツアー？ ②7：55～8：23 モニターの前で説明 ③8：24～10：07 いろんな画像。「自白」とされる供述etc. youtu.be 7：23 （草原を走るバス） マサトシ・ナカニシはゴメリから国境近くまで行き、鉄道、橋、駅や空港のような戦略施設を詳細に撮影した。 衛星からはそうした撮影はうまくいかない。直接、現場にいて手作業によるしかない。 …