イエス・キリストが磔刑になった際にキリストを刺したとされる槍。この槍を持っていたローマ兵士の名前から、ロンギヌスの槍とも呼ばれた。 聖ロンギヌスの伝説 アルメニアのエチミアジン大聖堂 ビザンツ帝国の聖遺物 神聖ローマ帝国の帝国宝物 参考文献 聖ロンギヌスの伝説 当時の磔刑は、槍で刺し殺すのではなく、十字架に打ち付けて野ざらしにする刑罰だった。磔にされた人間は姿勢が保てなくなって息ができなくなり、衰弱して死に至るといわれる。槍での刺突は、その受刑者の死を確認するために行われた。 『聖書』には、ロンギヌスの名は見えない。ただ「ヨハネによる福音書」に「兵士のひとりが彼の脇腹を突き刺すと血と水が流れ出…