アキ・カウリスマキ監督によるコメディ映画作品。 架空のバンド「レニングラード・カウボーイズ」が、シベリアからアメリカ大陸を横断してメキシコまで旅をするロードムービー。 旅先でどんどん影響を受けて変化する音楽性が見所。 「レニングラード・カウボーイズ」役で出演したバンドは「スリーピー・スリーパーズ」という名前で活動していた実在のバンドであったが、それ以降「レニングラード・カウボーイズ」として活動を続けることになった。
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ/モーゼに会う [DVD]
原題は「Leningrad Cowboys Go America」 地味でシュールなボケが繰り返されますが、全くツッコミのない(笑) ツッコむのは見る観客のほうだという 新感覚ロード・ムービー・コメディ 言葉が通じない国での、サイレント映画的な様式が効果的ですし 25年前の作品だけど、今見ても新しい クセになるものがあります バンドメンバーを演じたのは 「スリーピー・スリーパーズ(Sleepy Sleepers)」という 当時フィンランドで、本当にこの尖った格好で活躍していたバンドで 本作の世界的ヒットにより「レニングラード・カウボーイズ」と改名 ただのギャグ映画が モキュメンタリー(真実のよ…
ソ連(当時)のバンドの話だが、監督はフィンランド人である。ロシア人ではない。 1989年はベルリンの壁が崩壊し、1991年にソ連が解体するので、製作時は、ソ連の終末期にあたる。もちろん当時はその後すぐにソ連が解体するなどほとんど誰も考えてなかったが。 フィンランドは、スウェーデンが大国ロシアの緩衝地として作ったような国である。そういう意味でフィンランドは常にソ連と上手くやらなければならない状態にあったと思う。ロシアに変わっても事情は同じである。今年2023年にウクライナ戦争を奇貨として、NATOに加盟することが出来た。私は賢策とは思わないが。 あらすじ ツンドラに住む田舎者の音楽バンドがアメリ…
コンピュータ、って表記するのはもう古いんだ。。 blog.clouddirect.jp.fujitsu.com やべぇ…一般的にはともかく一定の専門職相手には「メモリ」「サーバ」表記が正しいと思い込んでたわ…。 という話はともかく、油断してたら本が届いた。 ■劉慈欣「三体」 三体 (ハヤカワ文庫SF) 作者:劉 慈欣 早川書房 Amazon ネットフリックスで「三体」見たと言ったら原作小説が届いた。ありがとう。とりあえず一章だけサクっと読んでみた。 文革でのリンチ殺人の場面だが、なるほど原作では枝葉の話…教授の心情とか嫁さんの生い立ちとか…がかなり多いけど、ネットフリックス版だと相当省略されて…
「果てしなき情熱」 笠置静子特集の一本。作曲家服部良一をモデルにしていると言っても全く別物の一人の作曲家の人生ドラマという感じで、ちょっと仰々しい演技とあざとい演出が鼻につく作品でした。岡田淑子、淡谷のり子らの大スターを出演させた音楽ドラマという感じでした。監督は市川崑。 コップのアップから、背後に一人の男の姿、駆け込んで来た女性がその男が自殺をしようとしているのを止める。男は夜の街に出ていき映画は3年前に遡って始まる。キャバレーの専属作曲家三木は酒に溺れ、思うように作曲も進まず貧乏世帯であるが、クラブ歌手雨宮は彼の曲の素晴らしさを知っていた。ある日、キャバレーのボーイに言い寄られた石狩しんが…
近況&当日のお知らせは、天理国際短影劇場の公式Xをご覧ください! 一次会の映画が決まりました。二次会は大阪城公園のお花見が2(火)に変更になったため、サイゼリヤに変更します。(3/31 12:45) 過去開催記録 毎月開催している天理国際短影劇場の番外編。一次会は、大阪の映画館で映画の鑑賞会。当日はイレギュラーな移動がある可能性があるため、参加を考えている方は下記スケジュールをよくお読みください、お願いします。二次会は、近くのサイゼリヤなどで感想会。ファーストデーで、1,200~1,300円で鑑賞できます。 ※案内文を企画者のオイチさんに書いていただきました。 日時・場所 一次会 シネ・リーブ…
カラマリってフィンランド語でもイカのことなんだ。このフランクの群れはフィンランドのイカ漁組合、ってことかな。彼らは現状の生活に行き詰まりを感じていて、町の反対側にある「エイラ」という場所を目指すけど、なぜか次々に殺されていく。 1回流して見たらまるで意味がわからなかったけど、2回目を見る前に、ふと思った。そういえば「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」が作られた1989年はまだソ連は崩壊していなくてサンクトペテルブルクはレニングラードと呼ばれてた。そんな中、監督はなぜあえてヘルシンキじゃなくて「レニングラード・・カウボーイズ」の映画を作ったのか。なぜソ連の合唱隊とコラボする必要があっ…
映画「過去のない男(原題:Mies vailla menneisyytta)」を観た。 この映画は2002年のフィンランド映画で、映画のジャンルは貧困・コメディ・ドラマ映画だ。 この映画の舞台は、2000年頃のフィンランドだと思われる。この映画は、フィンランドの首都ヘルシンキを主な舞台として進んで行く。 この映画の主人公には、名前がない。この映画の主人公は老年期に入ろうとしているくらいの50代後半ぐらいの男性で、ヘルシンキに電車でやってくる。そして、午前4時くらいに駅の近くのベンチに座って眠っていると、そこで右翼っぽいチンピラに絡まれて、重傷を負い、その際に記憶喪失になる。 右翼っぽいチンピラ…
<レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ概要> 「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(原題: "Leningrad Cowboys Go America")は、1989年に公開されたフィンランドとスウェーデンが共同で製作したコメディ・ロードムービー。監督は、2002年に第55回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『過去のない男』で知られるアキ・カウリスマキによるもの。 ロシア発の架空のバンド「レニングラード・カウボーイズ」が本国を出て、アメリカでのデビューを目指す物語。彼らはアメリカのディープサウスを目指し、そこで成功を収めることを夢見ていますが、音楽的な才能よりも奇抜な外…
映画。 トム・ハンクス/デンゼル・ワシントン「フィラデルフィア」 リモートワーク中にNHK BSで流れてきた。 ゲイでエイズのトム・ハンクスが法廷で不当解雇を争う話である。サポートするのは黒人の人権派弁護士デンゼル・ワシントン。 こりゃポリコレ映画だな、と。 ポリコレ映画に面白いものなし。 善悪がハッキリしすぎる。登場人物が類型化しすぎる。展開も読める。 面白くなる要素がない。BGMに流していたつもりが、チラチラ見るうちにさすがのトムとデンゼルの演技に引き込まれてしまい、後でちゃんと見ようと録画した。(仕事はしてますよ) 3日ほどかけて鑑賞。 面白かった。 日本に「ポリコレ」という言葉が広がる…
欲しがり奈々ちゃん ~ひとくち、ちょうだい~☆レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ☆アミューズメント・パーク子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる☆子連れ狼 三途の川の乳母車☆ 邦画3本洋画2本計5本
【タイトル】枯れ葉 (2023年/フィンランド・ドイツ/81分/1.85:1/DCP/ドルビー・デジタル5.1ch/) 【言語】フィンランド語/原題 KUOLLEET LEHDET 英題 FALLEN LEAVES 【配給】ユーロスペース 提供:ユーロスペース、キングレコード 【後援】フィンランド大使館 【上映館(東京)】渋谷・ユーロスペース 【公開日】12月15日(金) 【鑑賞日時】2023.2. 【監督・脚本】アキ・カウリスマキ 〈Profile〉 1957年にオリマッティラで生まれる。タンペレ大学に進みメディア研究を専攻。作家志望だったが映画に惹かれ、タンペレ映画祭主催団体のメンバーとし…
『カラオケ行こ!』 山下敦弘 2024 @イオンシネマ港北ニュータウン 『アリスの恋』 マーティン・スコセッシ 1974 @早稲田松竹 『欲しがり奈々ちゃん ~ひとくち、ちょうだい~』 城定秀夫 2021(Prime Video) 『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』 アキ・カウリスマキ 1989(Prime Video) 『アミューズメント・パーク』 ジョージ・A・ロメロ 1973(Prime Video) 『夜明けのすべて』 三宅唱 2024 @TOHOシネマズ渋谷
ツイていない時はとことんツイていないものである。 気づけば2024年になってしまったが、私の暮らし向きは相変わらずといったところ。 あまりにツイていないので、アキ・カウリスマキの不幸三部作を舐めるように鑑賞している今日この頃だ。 「浮き雲」「過去のない男」「街のあかり」 正直どれもこれも素晴らしく面白い。 しかし、どれもそこまで不幸とは言い難く、まだ幸せじゃんと突っ込みたいところだ。 ちなみに私がカウリスマキ作品の中で一番好きなのは「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」である。あのバカバカしさがたまらない。 しかし、今の精神状態で笑いながら鑑賞できる自信はない。 で、話を戻そう。 カ…
今年も映画の記録書いていこうかな。 ぼちぼちいきまっしょい。 2024年 新年あけて元日から映画部は活動し始めました。 地元の小さな映画館。 初めて行きましたが、こじんまりとして落ち着いた雰囲気。 居心地がよさそうでぜひまた訪れたいと思っています。 1月は9本観ました。 この調子で行くと今年も100本超えられそうかも!(気が早い) 1月のラインナップ。 枯れ葉 kareha-movie.com アキ・カウリスマキ監督作品。 2017年に引退じゃーって宣言したのち枯れ葉で復帰したとか。 初めて知りました。 フィンランドのお話なのですが、なんか以前にフィンランドで中華料理作る映画観たような??と思…
映画: ●『PERFECT DAYS』(2023)ヴィム・ヴェンダース:監督 ●『君たちはどう生きるか』(2023)宮崎駿:脚本・監督Book: ●『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』(1941) ウラジーミル・ナボコフ:著 富士川義之:訳 ●『溝口健二の人と芸術』(1964) 依田義賢:著ホームシアター: ●『パラダイスの夕暮れ』(1986)アキ・カウリスマキ:脚本・監督 ●『真夜中の虹』(1988)アキ・カウリスマキ:脚本・監督 ●『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』(1989)アキ・カウリスマキ:監督 ●『マッチ工場の少女』(1990)アキ・カウリスマキ:脚本・監督 ●『コン…
レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う (字幕版)マッティ・ペロンパーAmazon 『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』の続編。彼らがメキシコに到着して5年が経ち、マネージャーのウラジミールは砂漠に姿を消したがバンドはトップテンに入り、テレビ出演の話も来た。しかし「テキーラ」の魔の手がメンバーを襲い、メンバーの半分は死に、生き残ったものらは犯罪に巻き込まれた。彼らは砂漠へと逃れて演奏を続けたが、観客はガラガラヘビとサソリたちだけだった(以上、映画冒頭のテロップより)。 カウボーイズの連中は髪型こそは以前のままだが、皆長~い口ひげを伸ばし、ポンチョとか着込むようになっている。前作…
愛しのタチアナ (字幕版)カティ・オウティネンAmazon カウリスマキ監督の作品を順番に観ているけれども、ほんとうは昨日観た『コントラクト・キラー』のあとに、順番でいえば1992年の『ラヴィ・ド・ボエーム』と、1994年にこの『愛しのタチアナ』の前に撮られた『レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う』がある。でも『ラヴィ・ド・ボエーム』は無料配信ではなかったし、『レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う』は先に観ればよかったんだろうけれども、順番を間違えてしまった。 カウリスマキ監督の映画はいつも短かいんだけれども、とりわけこの『愛しのタチアナ』は「62分」と、近年のハリウッド映画で考え…