そう言えばフォルテピアノの演奏をしっかりと聴いたことがなかったのです。そのようなことを考えながら、先日友人から頂いたガイドブックを読んでいたら、ベートーヴェンのピアノ協奏曲がフォルテピアノに蹂躙されているではありませんか。その中から安価で全集として手に入るこの音源をHIGHRESAUDIO.COMから購入。ガイドブックで撰出されている作品(第1番が撰出されていた)とは異なる第5番を聴いてみることに。一聴して分かるのは、その音の軽快さ。従来のピアノと比較して鍵盤が軽いと知ったフォルテピアノの特徴が音としてそこに生きているのだろうと察しました。同時に音の動きが非常に俊敏であり、余韻もスッキリと。ピ…