尉繚子は、中国の代表的兵法書で、武経七書のひとつ。 尉(うつ)は姓で、繚(りょう)は名である。題の通り、尉繚の著作とされるが、この尉繚なる人物については諸説あり、はっきりしない。漢の時代の初期には、流通していたことがわかっている。 現存してるのは二十四篇である。内容は法家思想の影響を強く受けたものとなっている。