尉繚子は、中国の代表的兵法書で、武経七書のひとつ。 尉(うつ)は姓で、繚(りょう)は名である。題の通り、尉繚の著作とされるが、この尉繚なる人物については諸説あり、はっきりしない。漢の時代の初期には、流通していたことがわかっている。 現存してるのは二十四篇である。内容は法家思想の影響を強く受けたものとなっている。
【日本の報道の自由度】古舘伊知郎さん 民主党政権時代の圧力をバラした上に安倍総理のときは圧力なんてなかったと証言:ハムスター速報 経験上正義感の強い左翼系の方が権力握るとまず間違いなく異論を許さない恐怖政治始めます。 GW最終日!!ああ現実に戻るのが怖い。始皇帝―中華帝国の開祖 (文春文庫 あ 33-1)作者:安能 務文藝春秋Amazon 意志を紡いだ導火線に火をつけたら今より高く翔べる 戦国時代に終止符を打ち、中国史上初の皇帝となった嬴政。彼はいかにして始皇帝となり秦を如何な帝国に作り上げたのか。中華帝国始まりの物語が今ここに。 地味に初読な安能務。いつもの天邪鬼を出して一番有名な封神演義を…
【概説】 ここでは軍事思想の歴史について、特に代表的な人物とその著作、そしてその背景について簡単に説明していく。 (※著作については書籍、論文を問わず『二重鉤括弧』を使って表記する) 【古代】 まず初めに、古代における軍事思想の古典を東洋と西洋からそれぞれ一つ挙げるとすれば、東洋からは中国の孫子(孫武)の『兵法』が、西洋からはローマのウェゲティウスの『軍事論』がそれに該当するだろう。 孫子の『兵法』は紀元前の作品でありながら、古代のみならず現代に至るまでその内容が通用するとされる屈指の名著である。たとえ軍事にさほど詳しくない人であっても「敵を知り己を知れば百戦あやうからず」という言葉には見覚え…
「分不相応」という言葉がある。 その人物の役職や、立ち位置に振る舞いが合っていないということである。 分不相応というのを、僕は現在行われている仙台市議選でよく見た。 ある候補者である。 昼間は自転車に乗り、いかにも市民目線に立っているかのようにアピールしながら その夕方には、駅前で街宣車の上から有権者を見下ろしていた。 いかにも表裏比興の者といったところだ。 政治家というのは、有権者に媚びてはいけない。 もちろん、踏ん反りかえって「センセイ、センセイ」などと言われる 偉い存在でもない。国民には政治家として戦っている姿を見せることが最も 有効な戦術になるはずである。残念ながら、政治家に発信力がな…
先日、海外同門から面白い質問を受けました。「『虎の巻』はどこで見つけることができますか?」おかしみを感じつつもなかなかに味のある質問であるとも思った次第です。 『虎の巻』とは古代から中国にて代表される兵法書、すなわち「孫子」「呉子」「尉繚子」「三略」「六韜」「司馬法」「李衛公問対」の中の「六韜」第3巻目に収められている章が「虎の巻」の出典です。六韜の名の如く全部で6章ありますが、軍隊を動かすための基本的な方法論がこの「虎の巻」に書かれています。そこから転じて秘伝や奥義などが書かれた巻物を「虎の巻」と言うようになりました。私は高校の時から中国史が好きだったので、もちろん兵法七書はその頃から読んで…