標記公演を見た(2月10, 11, 17, 18日全昼)。前回の来日は 2020年2‐3月、コロナ禍が始まっていたが、万全の体制を整えて公演は決行された。オレリー・デュポン前芸術監督のもと、伝統の『ジゼル』(1841年/1987年/91年)、クランコ振付『オネーギン』(65・67年/09年)が上演されている。4年ぶりの今回は、22年に電撃辞任したデュポン監督に代わり、ジョゼ・マルティネス監督の指揮下で公演が行われた。演目はヌレエフ振付『白鳥の湖』(84年)、マクミラン振付『マノン』(74年/90年)。現監督がエトワールに指名したオニール八菜、マルク・モロー、ギョーム・ディオップも来日し、その采…