字は漢升。三国志の英雄。
中国では「老黄忠」といえば「老いてますます盛ん」な人物のことを指すというほどに有名な老将軍。
正史では黄忠伝の記述は短く、年齢も定かではないようだ。ただ、費詩伝に関羽が黄忠を「老兵」と称している記述があることを見るとやはり「老将軍」なのだろう。
入蜀戦では先鋒を務め、定軍山の戦いでは夏侯淵を討ちとるという大功を成し遂げた。
演義では弓の名手としても知られる。
いわゆる「五虎将軍」の一人。これは演義での通称で、正史『三国志』蜀書の「関張馬黄趙伝」で、五人が同じ巻にまとめられたことが元となっている。
関羽、張飛、馬超、黄忠、趙雲