1939年東京生まれ。早稲田大学文学部露文科卒業。平凡社『太陽』編集長を経てフリーに。美術や都市論から政治・経済といった分野に至るまで幅広い領域をフォローしつつ、コンスタントに著作を刊行し続ける著述家の一人。一部ではその博識さにおいて荒俣宏、高山宏と並んで「三大ヒロシ」の一人として賞賛されて(?)いる。
福間健二 さん 詩人、映画監督。 1949年(昭和24年)3月10日、生まれ。2023年(令和5年)4月26日、死去。 訃報 福間健二氏が死去 詩人 - 日本経済新聞 福間健二さん死去:朝日新聞デジタル 詩人で映画監督の福間健二さん死去 妻の福間恵子さん「悲しいご報告です」3月に脳梗塞発症 - おくやみ : 日刊スポーツ 詩人、映画監督の福間健二氏死去 - 産経ニュース 福間健二さん死去 詩人、映画監督:東京新聞 TOKYO Web 海野弘 さん 評論家、作家。 1939年(昭和14年)7月10日、生まれ。2023年(令和5年)4月5日、死去。 情報 海野 弘 Official Website…
今週のお題「読書の秋」 「芸術の秋」でもありますね! 元々部屋やインテリアに興味があったので、図書館の新着図書にあったこちらの本を予約して読んでみました。 『366日絵のなかの部屋をめぐる旅』海野弘(解説・監修 ) 出版社・パイインターナショナル(2021/7/28) ルノワール、ゴッホ、フェルメール、マネ、マティス、ドガなどの名だたる画家たちから、知られざる画家の名作まで、その366点の美しい室内画の数々を紹介しています。日本生まれでフランスの画家である、藤田嗣治の作品も多数収めらていました。 美術館で見たことがある絵画から、全く知らなかった作品もたくさんありました。 誰もいない部屋の扉の奥…
今年、山口県立美術館は開館40周年らしい。私があの狩野芳崖の「悲母観音」と出逢ってから40年経ったということになる。 当時中学生だった私は、少し足の悪かった同級の女の子と文通をしていて、お互い絵が好きだったので一緒に開館記念の展覧会を見に行った。電車を乗り継いで行ったので、帰りはその文通友達のお父さんが家まで送って下さり、駅に置いていた自転車を三人で歩いて取りに行ったのを覚えている。 勿論、絵画は好きだったけれど、当時は知識も少なく初々しかった私が見た「悲母観音像」は強烈だった。本画(重要文化財)の横に、朱で描かれた大下図があって、その朱の色と筆遣いが私には劇的で、絵の前からすぐには立ち去れな…
1枚の貸出表から生まれた物語 短編小説の魅力 動き出したキャラクター アイツ 図書館司書 奇想天外な物語を作るコツ 次に読みたい本10選 1枚の貸出表から生まれた物語 昨日の猫道はいかがでしたか? 事前予告なく、前置きさえないまま始まってあの終わり方に「どうしちゃったの猫道ブログ!?」と戸惑われた方。 これぞ猫道らしいユーモアとひねりが効いて、読み応えあったよという方。 好みが分かれたことでしょう^^ さぞ、行き当たりばったりで書いたのであろう。 と見せかけ、構想から執筆まで8年(!) 書いたり消したりを繰り返しながら、心ゆくまで楽しんで作ってきました。 その創作短編がコチラ 読めない筋運び、…
常松洋『大衆消費社会の登場』 - logical cypher scape2は、戦間期アメリカの文化を考えるうえで、そのベースとなる社会構造などについて知れるよい本だったが、文化そのものについては手薄だったので、なんかいい本ないかなーと探しているのだが、それはそれとして、過去に自分が読んだ本から関係しそうなところを分野別にサルベージしてみることにした。 文学 といいつつ、いきなり過去に何も読んでない分野からいくが。 戦間期アメリカ文学というと、フィッツジェラルドやヘミングウェイなどの、失われた世代だろう。 彼らの作品も未読なら、そもそも彼らについてもあまりよく知らない。 パリに滞在していた時期…
(ポピュラー・カルチャー論講義補遺)「アメリカ」を考える(12)ジルバを踊ろう、ジャック&ベティ 1977年、ソニーのラジカセ「MARKⅡ」の広告が、東京コピーライターズクラブのTCC賞を受賞しました。 今だと、まずラジカセから説明する必要があるかもしれません。ラジオ&カセットテープ、の略でラジカセ。電波を受信してラジオが聞けて、磁気テープも再生できる一体型のオーディオ機器とひとまず理解しておいてください。 キャッチフレーズは、「ジルバを踊ろう、ジャック&ベティ」。また、そのセールスマニュアルには「青春の夢は、ふたたびロックロール」「あの熱狂が欲しい。あの底抜けに明るいリズムが欲しい。あの陽気…
19世紀後半から1920年代頃までのアメリカにおける、大衆消費社会の成立について 1920年代頃に、現代まで続く形の社会や文化が成立したといわれるが、それがよく分かる(およそ100年たっていて、また転換期にあるのかな、という気もするが)。 企業活動の再編という話から始まって、それがどのように流通・消費の過程に変化をもたらし、いかに生活方法や価値観の変化へとつながったのか、という流れで論じられていく。 短いけど面白い本だった 資本家でもなければ、肉体労働者でもない、中産階級が拡大していく 中産階級を中産階級たらしめていたのが、消費社会・消費文化 その一方で、中産階級による革新主義という政治運動の…
イタリア戦間期の文化(文学・美術・音楽・映画・建築)をファシズムとの関係から見ていく本 イタリア戦間期の文化、断片的に何人か名前を聞いたことある程度だったので、概観するために読んだ。ネオレアリズモがファシスト政権時代に萌芽があったとか勉強になった。 しかし、イタリア人の名前むずい。というか、慣れてないから、何人も並ぶとよく分からなくなってくる。 色々な芸術家とファシスト体制との関係・距離感みたいな話で、当たり前だが人によって色々ある。 国からの支援を引き出すために戦略的にファシストになるという選択もあり、しかし、それによって完全に体制に飲み込まれていく人もいれば、体制の中での抵抗を示す人もいる…
網干の「本と酒 鍛冶六」に行ってきました。 ホームページ↓ https://www.kaji-roku.com/?fbclid=PAAaZ9h9ve1flmC0Xh5_J8PBzhBlGQ2voYvfrHhgH5ry8PyoiAgEgspf2wJ8k インスタグラムの写真↓ 購入したもの↓ 左上から、 わが愛する山々 - 深田久弥 天皇家の"ふるさと"日向をゆく - 梅原猛 古代史の迷路を歩く - 黒岩重吾 古神道は甦る - 菅田正昭 播磨地名 伝承の探索 - 寺本躬久 秘密結社の日本史 - 海野弘 古代出雲への旅 - 関和彦 この7冊でなんと1400円と言う安さ。 状態は値段相応かもしれんが…
1909年から1929年にかけてパリで席巻したロシアのバレエ団「バレエ・リュス」について、舞台芸術のカラー図版を大量に交えて紹介する本。 バレエ・リュスについては、ピカソが舞台美術を描いていた、ということくらいは知っていたのが、逆に言うとそれ以上のことはよく知らず、なんでピカソがロシアのバレエ団の舞台美術をやってたんだ、というぼんやりとした謎であった。 ただ、最近、改めてこの時代について調べようと思ったときに、明らかに重要な存在だなと気づき、この本を読むことにした。また、 青柳いずみこ『パリの音楽サロン――ベルエポックから狂乱の時代まで』 - logical cypher scape2、海野弘…
海野弘『アール・デコの時代』 - logical cypher scape2に引き続き、海野弘本。 20世紀に開催された万博のうち10の万博を紹介している。 それらは、第二次大戦後のブリュッセルと大阪を除くと、パリかアメリカで開催されたものとなる。 元々筆者は、アール・ヌーヴォーへの関心から、1900年のパリ万博を調べ始めたのが、万博に興味をもつきっかけとなったようだから、パリが多いのは当然といえば当然だろう。 タイトルは「20世紀」となっているが、7つ目までが1930年代までのものとなる。万博はそれ以降、いったん下火になる。このため、万博研究の書籍なども1930年代までしか取り上げてこなかっ…
1920年代のアール・デコと総称される芸術・文化・生活スタイルについて 最近、20世紀前半の文化史等についていくつか本を読んでいるが、このテーマの本を探していると、海野弘の本にあたることが多い。 ただし、アカデミックな研究者というわけではないので、この本も研究書ではない。様々な雑誌等に書いた記事を集めた本になっている。 1985年に出た本を2005年に文庫化したもので、初出は全て1980年代で、文庫化の際に追加収録したものも初出は1998・1999年である。 そういう経緯の本なので、内容としては繰り返しの部分も多い。また、記事によってはかなり短いものもある。 「デザイン」の時代であること、「女…
『天国の真実』 マシューが教えてくれる天国の生活 スザン・ワード ナチュラル・スピリット 2006/10/10 <ニルヴァーナ(涅槃・天国)評議会> <ニルヴァーナ評議会は、天国の統治体> ・(マシュー)最も尊敬される賢明な魂だけが評議員として検討される。彼らの経歴はさまざまだが、専門や学術的知識よりも知恵がその地位に就くのに最も大切な基準となる。たいていの場合、評議員たちは地球に何度も転生しているが、必ずしも地球での経験に留まるわけではない。 ・評議員は男女、そして両性具有の魂の代表だ。 ・グレート・マスターは、住人でもなければ、体も持たない。彼らの強力なエネルギーは、この太陽系一体から、リ…
読書日記 2024年2月28日-3月5日 ・三崎律日『奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語』 ・カズオ・イシグロ(土屋政雄訳)『わたしを離さないで Never Let Me Go』 ・サマセット・モーム(土屋政雄訳)『月と六ペンス』 ・アンソロジー『禁断の罠』 ・横山秀夫『クライマーズ・ハイ』 ・白井智之『エレファントヘッド』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 シンクロニシティ』 ・川瀬七緒『法医昆虫学捜査官 水底の棘』 以下コメント・ネタバレあり
(2024/3/10) 『精霊の囁き』 山川紘矢、山川亜希子 PHP研究所 2017/12/28 ・私たちがこの仕事を始めた頃は、精神世界などに興味を持つ人はほとんどいませんでした。それが今では、チャネラー、ヒーラー、スピリチュアル・カウンセラー、スピリチュアル・ブロガーなど、スピリチュアルに関する仕事をしている人たちが、急速に増えています。 <はじめに> ・私たち夫婦は、精神世界の本の翻訳という特殊な仕事をすでに30年以上も続けていますが、自分たちはバリバリの現役で、好きなように仕事をしているとずっと思い込んでいました。ところが2年前くらいから、いろいろな人たちが、私たちを「長老」とか「レジ…
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