『急にたどりついてしまう』(1995)で劇場映画監督デビューを果たして以降、詩と映画への冒険的な表現に果敢に挑戦して来た福間健二監督の七作目の作品『きのう生まれたわけじゃない』。ポレポレ東中野でのロングラン上映を終え、いよいよ関西公開がスタートする。 家や学校から自由になりたい中学2年生の少女と、妻を亡くした77歳の元船乗りの老人の交流を通して、過去への想い、人間の生と死、人生における愛と希望が描かれている。 youtu.be 主人公・七海役を、幼いころから舞台などで活躍し本作が映画初出演となるくるみが演じ、福間監督が元船乗りの老人に扮した。『秋の理由』にも出演した正木佐和、脚本家・映画監督・…