「茶は心なり」 そう思うのは私だけではないだろう。 チャノキと人間の付き合いはとても長い。 茶を飲むとスーッと心が落ち着く。 まるでヨーガや瞑想を行った後のようだ。 どうしてだろうか。 おそらく古くから人々は茶の効能を知っていたのかもしれない。 その昔、茶は薬として使われていたらしく、秦の始皇帝は「不老不死」の効果を信じ飲んでいたそうだ。 また中国最古の薬物書「神農本草経」にも茶の効用が記載されている。 その後、唐の時代760年頃に陸羽という人物によってお茶の最古の書物「茶経」が著される。 さて、お茶の歴史は程ほどにして、このブログのテーマである「蓋碗で淹れる日本の釜炒り茶」に入っていきたい。…