作曲家。 1953年東京生まれ。慶応大学卒業後、独学で作曲を学ぶ。 現代音楽の即物性に反発し「世紀末叙情主義」を名乗る。 代表作に「朱鷺によせる哀歌」などがある。 ロック・ジャズ、マンガなどポップカルチャーにも詳しい。 2003〜2004年にフジテレビ系で放送された「ASTRO BOY 鉄腕アトム」の劇伴を担当。 現在、イギリスCHANDOSレーベルの専属作曲家。
20231021(了) デューク・エリントンの時代から /トルヴェール・クァルテット Duke’s Time/Trouvère Quartet (1)弦楽四重奏曲 ヘ調長/M・ラヴェル (サクソフォン版/Arr.新井靖志) ①7:35 ②5:49 ③7:47 ④4:30 (2)サクソフォン四重奏曲/A・デザンクロ ⑤5:16 ⑥4:52 ⑦5:02 (3)アトム・ハーツ・クラブ・クァルテット/吉松 隆 ⑧2:44 ⑨2:28 ⑩1:48 ⑪2:21 (4)デューク・エリントンの時代から (デューク・エリントン他/アレンジ・構成:長生 淳) ⑫16:17 演奏;トルヴェール・クァルテット 須川展…
『風の谷のナウシカ』で流れる音を聴いて、エマーソン・レイク&パーマーの「タルカス」が思い浮かぶ 宮崎駿監督を知った最初の映画『風の谷のナウシカ』 1984年の作品だったんですね。 はじめて、ちゃんと見ました。 当記事ではアフィリエイトを利用していません アニメですけど、大人にオススメ作品では? それに、今一度見直してみるのも良いのでは?と 思いましたね。 人間が自分たちの都合のいいように開発していくことが、 虫や植物、動物たちにどれだけ悪影響を与えているかと、 考えさせられます。 先日、大きなクリスマスツリーのイルミネーションに 感激していたのが、 少々恥ずかしくもなりました。 また五行説や色…
クラシック音楽の裾野を広げる、そんな活動が行われているのを生まれてこのかた、ずっとみてきた気がする。種々のファミリーコンサート、少年少女のため音楽会、午後のクラシック⋯パンフレットで演奏家のインタビューを読むと「これがクラシック音楽の裾野を広げる機会になれば」などと書いてあったりする。 要は普及してないんでしょうね、クラシック音楽。だいたい、裾野を広げ続けていると、いつまで経っても頂上に辿り着かないのではないか。これは種々の普及活動に言えることだけれども。それで頂上に辿り着かないとなると、今度は深く深く潜っていく。知る人ぞ知る、マニアックな、ネットで大人気の⋯私が関心のある現代音楽、特に日本人…
とても気になる。記事タイトルを受けて、いきなりスパッとした所感から入ってしまった。具体的にはどう気になるのか。「顔なんて別に見たくないけど、実はちょっと見たい気持ちもある。でも見たら、見なきゃよかったって思うかもしれない」という具合だろうか。具体的と書いておきながら、何ともうねってしまった。だがこれが正直なところだ。 各人の容姿を意識しない、または意識しなくてもよいはずの職業・人物(の活動)は色々ある。大雑把に挙げても⋯小説家や画家、作曲家といった作家。記者・ジャーナリストや編集者。声優や、最近ならばVTuberを”演じている”人物。本人画像を公開する必要のない性質のSNSやブログの利用者だっ…
最近、引っ越しをして、そのさいにイタリア製のパイプをなくしてしまった。ちょっとしたものがその代償のようになくなっていったりするから、引っ越しっていうのは困る。まだモンスナックがあったころの、紀伊國屋のちょっとあやしげなあそこの煙草屋で買って、すっかりと気に入っていたのに。 手巻き煙草は一時期、やっていたのだけれども、やめちまった。面倒くさいんだよね、あれ。雰囲気もそんな、ないし。 けどもさ、喫煙所とかで、手巻き煙草をぺろりと一瞬で巻いて、火を点けている外国人女性とかをみていると、うんかなわん、となる。 三島由紀夫的に、私は日本人だ、と鏡を突き出された心地にひたれるわけだ。 三島由紀夫的に、とい…
www.ntv.co.jp 今晩の日テレ「読響プレミア」。 吉松隆の「交響曲第5番」(原田慶太楼指揮/読響)が放送されるらしい。 2月22日(木)午前2:35~3:35(水曜深夜)予定BS日テレ 3月2日(土)朝7:00~8:00予定 とのこと。 2023年9月27日 東京オペラシティコンサートホールにて収録されたもの。当時、私も公開収録に応募したのだが、当選かなわず。残念。 演奏されること自体がレアな名曲であり、しかも、演奏者は原田氏&読響という万全の布陣。 21世紀に書かれた「怪作」交響曲であり、私も大好きな作品だ。 以下は、作曲者である吉松センセ本人のご説明。 〈第5番〉というナンバーの…
左手のピアニスト舘野泉さんのコンサートを聴きに行った。二度目である。 前回は、「鬼の学校」という曲を聴くためであった。そのコンサートで感銘を受けたので、舘野さんの書いたエッセイなども読んだりして、「シャコンヌ」という曲があるのを知った。バッハ作曲、ブラームス編曲。元はバイオリンのための曲だが、ブラームスが左手のピアニスト用に編曲した。 今回、近くのホールで舘野泉さんのコンサートが開かれると知り、曲目に「シャコンヌ」があったので、聴きに行くことにした。 会場は、しらかわホール。良いホールだが、2月一杯で閉館とのこと。残念である。 曲目は、前回聞いたものと、ほぼ重なっていた。初めて聴くのは、「シャ…
南岸低気圧と寒気の影響で関東地方は「警報級の大雪」となり、東京23区でも積雪となりそうという予報だったが、実際、昼頃から雪が降りだし、夕方にかけてだんだん強くなってきた。都心の気温も最高気温6.2℃が朝9時過ぎに出た後はどんどん下がり、夕方には0℃台。 電車も前面を真っ白にして走っている。 家々の屋根も道路も白くなり、久しぶりに本格的な雪だが、これを「大雪」と呼ぶのは、雪国の人たちのことを思うと、ちょっと恥ずかしい。まぁ、雪である。 20時現在の東京都心の積雪は3センチ。郊外にある自宅周辺ではもう少し積もっているか。高速道路も通行止めになったりして、交通にも影響が出ている。 まだ雪は激しく降り…
「新潮」の浅田彰インタビューに心躍らせる 新潮 2024年02月号 新潮社 Amazon 新しい年(ねん)がはじまって、殊勝に文芸誌などを開いてみると、浅田彰がインタビューを受けていて、さすが新潮は新潮だな、とおもうものがあるのだった。ニューアカといえば、今はもう、島田雅彦、とならないところがある。今の文学のシーン、というとシーンなどというものがはたしてあるのか、という話になるが、それでも距離感のようなものが感じられる――われわれはもう島田雅彦の問題圏から、遠く離れているのではなかったか。じっさい、彼自身もそれは自覚をしていて、自覚はしているのだけれども「徒然王子」とかあの辺のラインは島田はま…
木曜日。快晴。昼近くから強風。空気冷たい。金曜日の気分で目覚めるというセルフトラップ。なんだかめんどくさい研修があったことも思い出し、スタミナ補給の大義名分の名の下にこってりしたチーズバーガーを購入。効果があったか不明だが、なんとか乗り切る。朝。バナナ。グラノーラ。ヨーグルト。早めに出社し、チーズバーガーを貪る。昼。カレーライス。茹で卵とサラダ。夜。白米。ジャガイモ、人参、玉ねぎ、帆立のシチュー。茹で野菜(スナップエンドウ、ブロッコリー)。納豆。食後、焙じ茶と干し柿。*「月下の一群」を拾い読み。ラディゲとコクトオが並んでいるのを今頃知る。愛の言葉は眠くなる。「プレイアデス舞曲集2」をセットして…
先日のブログ記事で、「惹かれる音楽」が「生み出す音楽」と似ている作曲家として、松村禎三・吉松隆の師弟を取り上げたことがあった。 「惹かれる音楽」と「生み出す音楽」のタイプが全く異なる作曲家もいる。 私が思い浮かべるのは武満徹とフランク・ザッパだ。 武満は、15歳頃に宿舎で耳にしたシャンソン(フランスの歌謡曲・流行歌)に衝撃を受け、音楽家を志したという。 しかし、彼はポピュラー音楽の道には進まず、前衛・実験音楽を志向した。 他方、ザッパは、14歳頃からヴァレーズ、ストラヴィンスキー、ウェーベルンらの(当時としては)前衛的な音楽を夢中で聴き漁ったという。 しかし、彼もやはり前衛・実験音楽には進まず…
クイーンが「ボヘミアン・ラプソディ」を発表した際、驚き興奮したという吉松隆氏。 師の松村禎三氏に「すごい曲があります!」と興奮して紹介したものの「(あまりにも色々なものを詰め込みすぎていて)小賢しすぎる」と一蹴されてしまったそうだ。 他にも、吉松氏は松村氏へプログレなどロックのカセットテープを聴かせたそうだが、「小賢しくてつまらん」との感想だったという。 ただ、そんな中で松村氏が「あれが一番良かった」と述べたのが、ジョン・レノンの「マザー」だったそうだ。 二人の作風を知るリスナーとしては「さもありなん」と深く頷ける話だ。 かたや、プログレ・ゲンオン・ワールドミュージックに根差した、ごった煮的・…
年末恒例のHDD整理祭です。 2023/12/16 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ 大リーガー千賀滉大さんゲスト エハラさん完全に出オチ 大奥軍団だんだんツボにハマってきてます アマレス兄弟に本職(しかもオリンピック代表) こにわさんマジでタカさんよりタカさん 伊集院さんも似てる レッツゴーよしまささん志村さんじゃなかった(志村さん以外もできるの知ってます) 千賀投手と牧田さんが過去に会ったことあるエピソードすごいよね みかんさんの徹子さんほんと今の徹子さんて感じ 世界陸上の現地日本人=織田裕二 俵山さんてソロもやるし、シブガキ隊もやるんだ(今回はシブガキ隊出てないです) 東洋の魔女といえば…
今年も無事に終わりました〜 私の能力の低さから来るのですが 毎年ほんと頭が禿げそうなくらい 業務連絡大変なんです💦 あ!これ言い忘れた!!! を、自分が気がついてお知らせします。 スタッフがいないので あれ伝えましたか?っていうチェックが 全然入らない涙 私が伝え忘れたら、ジエンドですーーー だから、終わるとホッとします。 ゲスト奏者として今回は 三島市から、川口萌恵子さんにお願いしました。 吉松隆さんのマリンバの曲と ビブラフォンソロのブルースフォーギルバートをご披露してくれました。 中高生では決して演奏できない曲ですので 大人な演奏をご披露してくださり 観ていた生徒の勉強になったでしょう!…
鳥 作曲家といっても何も特別なことはなく、単なる人なのだ。だから多くの人と同じように、感動や内発的な表現の対象が偏ってくる。風に何かを感じ、花の匂いに季節を見て、鳥の姿に憧れを抱くのだ。もちろん多くの人と感動のポイントが違ったり、そう言った感情的な動きを音楽に盛り込むことを否定する作曲家もいる。 しかし多くの作曲家はあなたと同じただの人であることがほとんどである。だからこそ多くの人に対して、抽象的な音楽という方法論を通じても、感動を共感し、分かち合うことができるのかもしれない。 今日はそんな共感しうる世界の中から、代表者として鳥を選び、いくつかその表現の在り方に迫ってみようと思う。 古い例とし…
第43回演奏会に関するニッポニカのFacebook記事です。 2023.10.29【いまこそ心に刺さる「現代」音楽】 2023.10.26【吉松隆が語る「鳥のシンフォニア」】 2023.10.24 公式instagram始めました 2023.10.22 野平先生リハーサル開始 2023.10.15 三善作品チェロ協奏曲ソリスト横坂源さん 2023.10.12【林光 第3交響曲〈八月の正午に太陽は…〉】 2023.10.10 〝鳥〟の美しいさえずり 2023.10.4 山上孝秋先生リハーサル
20230929(了) HILARY HAHN PARIS (1)ショーソン(1855-1899); 詩曲 Op.25 ①16:57 (2)プロコフィエフ(1891-1953); ヴァイオリン協奏曲 №1 Op.19 ②9:36 ③3:55 ④7:56 (3)ラウタヴァーラ(1928-2016); 二つのセレナード(世界初録音) ⑤7:50 ⑥6:37 (編曲:カレヴィ・アホ) ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン) ミッコ・フランク指揮/フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 録音:2019年2月&6月、パリ、フランス放送オーディトリアム Tot.52:51 CD/協奏曲/Ⓟ&ⓒ 2021 …
オーケストラ・ニッポニカ第43回演奏会ニッポニカ第43回演奏会で演奏する4曲には、それぞれ作曲者の思いを投影する標題がついています。曲名の由来や作曲の経緯など、出典のわかる曲目データをウィキペディアに載せておきました。 池辺晋一郎:悲しみの森 - Wikipedia 吉松隆:鳥のシンフォニア - Wikipedia 三善晃:谺つり星 - Wikipedia 林光:八月の正午に太陽は… - Wikipedia ■参考 第43回演奏会作曲家年表 オーケストラ・ニッポニカ第43回演奏会