経済学者、吉本佳生さんの著書「スタバではグランデを買え!」(ダイヤモンド社 2007年)を拝読しました。2007年の本なので情報は古いですが、なるほどと感心することが多い経済書です。 当時のスターバックス(通称スタバ)では、ショートサイズ(240cc)とその2倍の量が入ったグランデサイズ(480cc)の価格差はどの商品でも100円でした。消費者にとっては、容量が倍なのに100円高いだけのグランデがお得です。 では、スタバ側は損するのでしょうか。実は、スタバの飲料のコストは、そのほとんどが人件費や家賃の固定費なのです。容量が増えても、材料費がわずかに増えるだけなのです。だから、グランデが売れると…