近代までの氏姓制度において、ある氏族の首長のこと。 藤氏長者(藤原氏)は摂政、関白を兼ねていた。 源氏長者は源氏二十一流すべての首長であったが、朝廷に根ざす制度であるため武家源氏(征夷大将軍)では、足利義満まで氏長者を務めたものはいなかった。 その後は、清和源氏足利家と村上源氏久我家が混合で務めていたが、徳川家康以降は、将軍宣下と源氏長者就任がセットになり、家康以降15代全て徳川家が独占した。