ロシア語を勉強していると、時々日本のことを「日出ずる国 Страна восходящего солнца」と呼んでいる場面に出くわします。ロシアに限りませんが、大陸の西方から見れば、東の端(極東)の島国・日本は太陽が最初に昇るところというイメージなのでしょう。呼ばれる側はこれに便乗して、Rising JAPAN などと国威発揚を重ねるのですから、まあ悪い気もしないのでしょう。しかし、こうした認識はこれから日本の内外でどんどん先細りしていくことになりそうです。特に2010年代以降に自己形成をしていく世代にとって、日本は、事実として、斜陽化をたどる国になっています。経済、財政、人口(出生率)………