主著『霊学講座』で知られる、大正期に活躍した霊術家。本名=順吉。1872-1942。 人体ラジウム療法 (後に人体放射線療法) を提唱した。
野口整体の野口晴哉は直弟子で、野口整体で手当て療法のことを愉気と呼ぶのも、松本の輸気に由来するものと思われる。
海外で Reiki として大流行している臼井甕男の臼井霊気療法と類似点が見られるため、両者の間に何らかの関係があったのではないかとする説もあるが、現在のところ裏付けられてはいない。
裕之氏が何とかして直接触れたいと思っている<生命>というものとは何なのか。裕之氏はこの<生命>として名指される対象そのものを、どうにかして直接自らの実感を通して感得したいと言う。そしてそのことが飽くなき<内観的身体>の模索を可能にしたとも。 一体われわれは、<生命>あるものと、<生命>なきものとの違いをどのように理解しているのだろうか。 おそらく、生きて活動していた生物が、その活動のすべて停止し、一つの物的な塊りになった現象をみて、そこにかつて存在していた<生命>と呼ばれる何ものかが消滅し、それを<死>と呼び習わしてきたと言っていいだろう。 われわれはその個体を構成するさまざまな部分や、それら…