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情報オリンピック

(コンピュータ)
じょうほうおりんぴっく

国際情報オリンピック(International Olympiad in Informatics, IOI)は、数学・物理・化学・情報・生物・天文の6種あるサイエンスオリンピックの一つ。高校生以下を対象としたプログラミングの競技会であり、文章で与えられた問題を解くプログラムを制限時間の中で作成する能力を競う。1問につき複数の入力データが与えられ、それに対して、制限メモリ・制限時間の範囲内で、いくつの正しい出力データを出せたかで点数がつけられる。

日本では、例年12月に Internet 上で予選を行い、その上位30名が2月に東京で本選を受験する。本選の上位10名前後は、春休み中に東京で1週間程度の合宿に招待され、合宿中に可能性を見出された4名が夏に開催される国際情報オリンピックに日本代表として派遣される。本選・合宿・国際大会などに参加するための旅費は規定に従い支給される。

なお、合宿招待者には、早稲田大学理工学部 特選入試受験資格、慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部 AO入試1次選考免除などの特典が付与される。

以下、情報オリンピック日本委員会 Web ページから:

国際情報オリンピックとは

国際情報オリンピック(International Olympiad in Informatics, IOI)は1989年にブルガリアで第1回が開催されて以来、毎年各国持ち回りで開催され、2006年のメキシコ大会は18回目です。
IOIの目的は、高校生までの生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力をもつ生徒を見出し、その能力の育成を助け、また、各国の選手・教育者同士の国際交流を図ることにあります。スポーツオリンピックと同様に、立候補した国の中から投票で開催国が選ばれます。毎年約70〜80ヶ国が参加し、各国は選手を4人まで出すことができます。
競技は個人戦で、1日5時間で3問を解くことを計2日行ないます。与えられた問題を解くためにアルゴリズムを考え、それに基づいてプログラムを書き、実際にコンピュータ上で実行させて出力した結果の正しさを競います。使用メモリ量および実行時間に厳しい制限があり、思いつくままに書いたプログラムでは時間内に答が出ないような問題がほとんどであり、良いアルゴリズムを設計するための高い数理的能力がプログラミング技能以上に求められています。使用できるプログラミング言語は、2005年度までは C/C++, Pascal だけでした(それ以前は、BASIC や Logo が使えた時期もありました)が、2006年度から C/C++, Java だけになりました。

日本情報オリンピックとは

日本情報オリンピック(Japanese Olympiad in Informatics, JOI)は、日本の高校生以下の生徒の中から情報科学的な能力の豊かな生徒を見出し、その才能の育成を助けるとともに、国際情報オリンピック(International Olympiad in Informatics, IOI)に日本代表選手として派遣するために、特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会(略称:IOI日本委員会)が主催している事業です。

日本情報オリンピック 実施記録

現在のIOI日本委員会の前身は、(財)数学オリンピック財団の協力の下に1993年に設立されたIOI日本委員会です。同委員会は1994年から 1997年までの4年間、IOI国内予選(JOI)を開催し、1996年までの3年間に延べ6名の選手をIOIへ派遣し、金メダル1、銀メダル2、銅メダル1を獲得しましたが、バブル崩壊の影響で1997年以降休止状態にありましたが、2005年から独立行政法人科学技術振興機構の助成を受けて活動を再開しました。

中学生高校生向けの生物学に関する世界大会。

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