当事者が主体的に問題解決するための手助けとは 『ケースワークの原則[新訳改訂版] 援助関係を形成する技法』(フェリックス・P・バイステック著/誠信書房) ソーシャルワーク博士であるF・P・バイステックによる『ケースワークの原則 援助関係を形成する技法』は、困難を抱えたクライエントが主体的に生活することができるように支援を行うケースワークについて記した1冊です。1957年の刊行から既に半世紀以上が経つ所謂「古典」的名著として知られる一方、今なおその普遍的な考察からは多くの気付きを得ることができます。■主体的に問題と向き合う手助け かつて、様々な困難や問題を抱えた人、時としてそれにより罪を犯してし…