1961年北海道生まれ。外科医、作家。 1989年、『最終上映』で海燕新人文学賞を受賞。同年デビュー。 1994年に『平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに……』で芥川賞候補。この作品は後に『新化』として翻案されている。
2000年に発表した『人食い病』が翌年の星雲賞日本短編部門の候補作*1となるなど、本業を生かした科学的(ないしSF的)なテイストの作品が多い。
2005年1月、『目をとじるまでの短かい間』で第132回芥川賞の候補となる。
*1:受賞作は梶尾真治『あしびきデイドリーム』
昨日でなんとか仕事納めをし、年賀状(ちょっとだけ)も出し、粛々と大掃除をしております。 さて、今年行った展覧会や書籍等の私的ベストの発表です。完全に自己満足なので、スルーいただいて結構です。 パソコンもなんとか買い替え完了しました 2021年・ベスト展覧会 2021年のベスト展覧会は世田谷美術館『塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記』です。あの遠〜い世田谷美術館まで足を運ばせただけの素晴らしさでした!https://t.co/Gm8VDzxGQ3 — aoumi_paraiso (@AoumiP) December 29, 2021 mobile.twitter…
日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女 (ハヤカワ文庫 JA ハ 11-5) 作者:石黒 達昌 早川書房 Amazon 『日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女』石黒達昌著 伴名練編を読む。 昔に読んだのは再読そして初読。まったく色褪せていなかった。早過ぎた作品だったのかもしれない。SFとしても純文学としても出色の出来栄え。 『希望ホヤ』娘リンダは「小児癌」に罹っていた。余命1年。弁護士をしている父親のダンは何とか治してあげたいと手を尽くす。リンダの希望でカンダ島・希望の浜を訪ねる。そこのレストランで名物の希望ホヤを知る。乱獲により幻となっているらしいが、幸いにあった。グロテスクなゴツゴツ…
書きなぐりだけど記録だけでも。 本 あんまり読めなかったけど当たりは多かったと思います。今年出た本がないのはいつものこと。 積読本の消化?はて…。 1.なめらかな世界と、その敵2.隷王戦記Ⅰ3.転生の魔4.ユーゴスラヴィア現代史 新版5.日本SFの臨界点[怪奇篇] ちまみれ家族次点.日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女 再読を除くとこんな感じ。 『なめらかな世界と、その敵』は圧倒的。 『隷王戦記Ⅰ』『転生の魔』も順番が入れ替わることはあるかもしれないけど外れることはない。あとは気分次第。短編集はどうしても収録作品トータルの平均点で決めがち…。 マンガ 大々的に話題になる前に知人に勧められて…
<いつも、「哲学的」のバラエティーが豊かです。> おはようございます!ちくわです。 読書・読書会・哲学カフェが好きです。 この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。 私が参加していたある読書会の知り合い同士で始めた「哲学カフェ」。 2020年より主にオンラインの場に移し、「オンライン哲学カフェ」として楽しんでおります。(※今のところ、クローズドでの開催です) 今回は、第87回開催になります。 前回の第86回開催の記事はこちらになります。 chikuwamonaka.hatenablog.com ◆「哲学カフェ」とは? 哲学カフェとは、おもに身…
こんばんは😀 セルフイメージサポーターみつ子です。 自己紹介はこちら ーーー いかがお過ごしですか? もうすぐ2023年も終わりですね。。 12/22、12:28で 冬至になります。 そして寅の日です。 寅の日に使ったお金はすぐ戻り、 旅行に行くには良い日です。 この日から日照時間が徐々に 伸び、隠から陽に切り替わります。 んの付く食べ物食べて 柚子湯で温まり、早めに寝て 英気を養いましょう。 冬至の共通メッセージを天使に 聞いてみました。 「ワンドの4」と「影」です。 影は変化、再生を表します。 冬至にふさわしいカードです。 何かに恐れがありますか? 自分の内面を見直し、変化を恐れ ないで下…
10/09(月) 7時前起き。 朝から雨でかなり寒い。ストーブがあるとよさそうな。 クッション腹筋、エアロバイク。 まんぷく、ブギウギ。 こころ旅はいよいよ青森へ。 コーヒー。リンゴの皮をむく。 『バンド・オブ・ザ・ナイト』を読み終える。 昼はカップニャードルのチリトマト。新顔ゲット。 先月成田本店で購入した『ご当地グルメヒーローズ』を読み終える。 鈴木マグローって純烈の番組出てたけど新メンバーがいじれずに終わっていた人だな。 本の最後に出てくる平内町のホタテのレストランは浅虫の帰りに寄った場所だった。 平山夢明『東京伝説―呪われた街の怖い話』を読む。 実話怪談ではなく都市伝説もの。後味の悪い…
読書遍歴 前回のつづき。 高校1〜3年生 国内文芸 2012〜2015年のあいだ、年30〜50冊くらいのペースで小説を読んではいたはずだが、どういう順で読んでいたか記憶が定かではない。中学生の頃より多くの作家の小説を読むようになったからという事情もある。 このころ触れた覚えのある作家を列挙してみると、 小学生のころから追い続けた伊坂幸太郎、東野圭吾、万城目学、海堂尊 中3から追い始めた綾辻行人、米澤穂信 アニメ化された人気のあるラノベ。あとラノベでも作者買いは少し発生していた。e.g.杉井光『神様のメモ帳』→『さよならピアノソナタ』『生徒会探偵キリカ』 貴志祐介(2012年に『悪の教典』映画化…
国語の教科書が配られると真っ先にページをめくってどんな作品が収録されているのか確認していた皆さんこんにちは!鷹クラーケンです。 いきなりですが、今の高校生は大学入試の制度変更の煽りによって現代文の授業で物語に触れることがとても少なくなったそうです。 そしてそれは小中学生であっても同じだとか。 note.com やけどするのが怖いので制度変更の是非については口をつぐみますが、山月記や羅生門のような優れた作品に触れる機会を知らず識らずの内に失っている高校生がいると思うと悲しくなります。 そこで!今回は小説を中心とした国語の教科書を編纂してみようと思います! 新しい歴史教科書を作る会とは無関係に! …
【本格ファンタジー100選】 自分の頭の中で思い付いた「本格ファンタジー」を100作、何等の整理もせずに掲げています。ただ、「本格ファンタジー」に関する議論はあるものの、自分が考える「本格ファンタジー」の事例を羅列する人は少ないようなので、とりあえず、サンプルとしてやってみたいと思います。 1:泉鏡花『天守物語』 2:倉橋由美子「アポロンの首」 3:山尾悠子『ラピスラズリ』 4:井上雅彦「デザート公」 5:恒川光太郎「夜市」 6:小林泰三『アリス殺し』 7:ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』 8:レオ・ペルッツ『夜毎に石の橋の下で』 9:ロード・ダンセイニ『ペガーナの神々』 10:イタロ・…
05/08(月) 7時前起き。昨日から引き続き雨。 縄跳び、クッション腹筋、エアロバイク。 コーヒー、レモン酢。 こころ旅はお休みの週。 打ち合わせが午後だけだったので午前休にして飯田橋のクリニックへ。 恐らく霧島で刺された蚊? ダニ? で腫れて痒いのを塗り薬をもらいに。 ついでにいつもの花粉症舌下免疫療法の薬も。 花粉症の方は4年経過でお休みしてよいとなった。長かった。 青森県アンテナショップで『青森の暮らし』の最新号を買う。 天鴻餃子房で麻婆豆腐と黒豚餃子のセットを食べて帰る。 LIVIN のタワレコに寄って rockin'on を買う。 近くの調剤薬局で薬を受け取る。 午後、内部の打ち合…
SF作家の伴名練が編者としてまとめたSFアンソロジー。 伴名練が選んだなら面白いだろう。という期待感で手に取る。本書は国産SFを幅広い時代から「SFかつホラー」という縛りで選んでいる。各短編の前に伴名練による短い解説が書かれているのだが、これがいい感じ。序文にも書かれている通り今時作家の基本情報はググればわかるので本に載せる意味が薄い。こうして編者の主観的な紹介が書かれていたほうが読んでいて面白い。 以下、各作品の感想。ネタバレあり。