かつての山陽路にはマイナーなローカル私鉄がパラパラと存在しました。昭和の晩年や平成まで残った路線や軽便鉄道は結構メジャーですが、例えば、玉野市営、三蟠鉄道、鞆鉄道、尾道鉄道、防石鉄道、船木鉄道、長門鉄道などは、そんな鉄道があったことすら忘れ去られています。しかし、唯一保存車が現存する防石鉄道は辛うじてその存在が認知されている様に思います。 1.SL2号機+ハ6+ハニフ1(保存) (防府市:1994年8月) 現在、防石鉄道の保存車両は再整備されて防府駅の近くに保存展示されていますが、以前は防府駅から1kmほど住宅街を抜けた先の児童公園に、フェンスで厳重に囲まれて保存展示されていました。今回は、そ…