(1)から(5)まで説明したこの考え方は使用済み核燃料棒にも使える。高レベル放射性廃棄物の様に使用済み核燃料棒を海底に置けば良い。 定期点検で運転休止して取り出した核燃料棒は運転中の臨界状態でなくても、放射性物質の崩壊熱で最大で運転中の10%の発熱がある。 原発の熱効率は1/3で、残りの2/3の熱は捨てている。出力100万kwの原発だと、捨てている熱量は200万kw分ある。つまり出力100万kwの全発熱量は300万kw分以上ある。 運転休止しても最大10%の崩壊熱があるならば、それは30万kw分の膨大な熱量だ。核燃料棒を1.5年から2年程度冷やしてたぶん料理で言う粗熱をとってから、再処理工場に…