小城市民図書館のエントランスに掲示されていた「小城駅開業式の図」のまんがポスター。機関車といい、開業当初の駅名といい忠実に考証されていると感心した。機関車は唐津興業鉄道がスイスから輸入した1500形をモチーフにしているのではないかと想像する。 東多久駅の開業時は「別府(べふ)駅」で大分県の別府駅と混同しがちなため、明治44(1911)年6月に改称されている。ちなみに日豊本線別府駅は明治44(1911)年7月で、唐津線の方が先ではあるのだが。 多久駅は昭和9(1934)年に莇原(あざみばる)から、岩屋駅は明治36(1903)年に本山から、西唐津駅は明治38(1905)年に妙見から、それぞれ改称さ…