音楽家、文筆家として活躍している菊地成孔の、初のベストワークス集。 メディアにUSBメモリを用いており、既発CDの音源、既発スチール、未発表音源、ライヴ映像、講義テキストも併せた膨大なタイトルを、菊地本人の手によって4GBのメモリ2本セットに厳選し収録している。
闘争のエチカ(上巻) “L' éthique de la lutte Un” [USB]
「もう来られないんだ」 「もう来られないの」 「悲しいかい」 「悲しいわ」 「本当はそうじゃないんだろう」 「本当はそうじゃないの」 「きみぐらい冷たい人はいないね」 「あたしぐらい冷たい人はいないの」 「殺してやろうか」 「殺してちょうだい」 星新一「ボッコちゃん」 この本、昨日書いた「闘争のエチカ」の章だけ読んだが、とんでもないことになっていた。 1980年代の本が並んでいるので、国会図書館のウェブサービスで読めるのもいくつかある。「闘争のエチカ」は、読めない。 80年代と言えば、自分が多感な十代を過ごした時期でもあり、その後の90年代、00年代、10年代と比べてもそれなりに濃密な日々を過…