写真に関する日本の著作権管理団体。一般社団法人組織。東京都千代田区一番町に事務局がある。1971年創立。 日本写真家協会、日本広告写真家協会、日本写真文化協会、日本婚礼写真協会、日本肖像写真家協会、日本写真作家協会、全日本写真連盟、日本スポーツプレス協会、日本自然科学写真協会、日本風景写真協会の10団体の会員と信託者から構成されている。社団法人著作権情報センター、社団法人日本複写権センター、日本美術著作権機構、著作権問題を考える創作者団体協議会などに加盟している。
著作者の権利をすべて放棄することが必須規約 静岡県が主催する「新絶景!静岡県民フォトコンテスト」なる写真コンテストの応募規約が酷すぎると話題になっています。 応募写真の著作権は主催者に帰属するとしたうえで、主催者は応募作品を無償で使用できる、メディアや旅行会社等へ提供できる、画像の加工を行うことができる、使用期限は無制限とする・・・といった具合に、主催者に都合が良すぎる規約になっていて、作者の権利を全否定する内容になっています。 以下に、応募規約のなかの著作権の部分のスクリーンショットを掲載します。 shizuoka-shinzekkei.com 【参考】写真コンテストにおける一般的(常識的)…
2023/8/24、日本写真家協会(先日声明を出した「日本写真著作権協会」とはまた別の組織)が、最近乱立しつつある「生成AIへの見解発表」を実施。 例によって具体的に何かをするという話ではなく、内容もいつも通り「30条の4を潰せ」。しかし、その文中で「AIが生成したデータは、たとえ最終生成物が何にも似ていなくても、全て翻案に相当し、二次的著作物である」という、まるっきり反AI主義者そのままの先鋭化した独自見解を示す。業界団体の公式発表でここまで先鋭化した見解が出ることは珍しい。もちろん現行法では通用しないし、学習と生成を分離できていないので、文化庁見解とも真っ向から対立している。 先日の手塚憲…
2023/8/17、日本雑誌協会・日本写真著作権協会・日本書籍出版協会・日本新聞協会(全て一般社団法人)の4協会が共同で「生成AIに関する共同声明」を発表。 内容は2023/7/24にJASRACが発表したものとほぼ同じ。つまり、具体的に何かをするという話ではなく、これら4協会の基本的なスタンスを示すだけのテキストで、色々書いてあるが要するに「著作権法第30条の4を潰せ」と言っている。 この4協会で日本の出版社の大部分が収まるため、実質的に日本の出版・新聞社のほとんど全てが反AIを宣言した事になる。 2000年代に日本のIT企業がApple・Googleに完全敗北した頃と似た展開になりつつある…