家を出てから十数年ぶりに戻ってきた父と、彼を覚えていない息子たちとの小旅行を通じて父親という存在を描く人間ドラマ。2003年度ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞・新人監督賞をはじめ世界各国の映画祭で数々の賞を受賞した、アンドレイ・ズビャギンツェフ初監督作品。映画界では“新人”のスタッフが、同じく新人の監督のもとに集まって撮られた本作は、初監督とは思えないほど高い完成度を誇り、ロシア映画の新たな傑作として名を連ねた。
2003年/ロシア/1時間51分/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーデジタル
監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
出演:ウラジーミル・ガーリン/イワン・ドブロヌラヴォフ/
コンスタンチン・ラヴロネンコ/ナタリヤ・ヴドヴィナ/
ガリーナ・ポポーワ /アレクセイ・スクノワロフ/
ラーザリ・ドゥボヴィク/エリザヴェータ・アレクサンドロワ/
リュボーフィ・カザコワ/アンドレイ・スーミン
製作:ドミトリイ・レスネフスキー
脚本:ウラジーミル・モイセエンコ/アレクサンドル・ノヴォトツキー
撮影:ミハイル・クリチマン
美術:ジャンナ・パホモワ
音楽:アンドレイ・デルガチョフ
衣装:アンナ・バルトゥリ
配給:アスミック・エース