※note版との共通コラムです オリパラのせいで飛び飛びの放送になっていた大河ドラマ「青天を衝け」は、いよいよ明治編へと入っていきます。渋沢栄一の名が全国区になるのは明治になってからで、ここからが渋沢の真骨頂ともいえる活躍が見られそうで、とても楽しみです。 江戸時代の渋沢は、自分のまわりで起きる様々な出来事に対し、順応していく柔軟な考え方を持っていました。幕府に批判的な立場だったのに最後は幕臣になったり、熱烈な攘夷主義だったのにパリ留学に随行したり。当時の日本人からすれば「変節漢」と言われても仕方ありません。 明治になっても「変節漢」ぶりを発揮し、幕臣だったのにもかかわらず、請われて明治政府に…