魔物が書いた理屈っぽいラヴレター作者:林 泰広光文社Amazon 君が生きのこらせる方法はこれしかなかった――。中世に作られた城壁の隠し部屋に魔物が現れた。次々に人が殺されていく中、君の命を救うために仕掛けた、必死の俺の禁断のトリックとは!? 魔術師・林泰広の技が冴える空前絶後のマジック・ミステリ。 前作「オレだけが名探偵を知っている」も奇想の手順に回帰した、 活字でマジックを仕掛ける作品だったが、本作もまさにそう。 前作の感想で「是非この路線で、驚くしかないような、とんがった作品を読ませてください。」 と書いたが、本作こそはその”とんがった作品”で間違いないだろう。 通常の本格ミステリとは、…