昨日のニュースで瀬戸内寂聴さんが亡くなられたことを知った。 瀬戸内寂聴さん(ハルメクより) 彼女の名を初めて知ったのは中学か高校の頃、自由奔放な女性作家が出家するというので、少し世間が騒がしかったからであった。その後も彼女の著書を読むことはなかった。 20数年前、日本経済新聞の朝刊の連載小説が彼女の「いよよ華やぐ」となり、鈴木真砂女さんをモデルにしたものであった。最初は期待もしていなかったが、題材も良かったためか毎日連載を読むのが楽しみとなった。寂聴さんと真砂女さんは相通じるところがあったのであろう。 連載小説ではモデルとなった鈴木真砂女さんの俳句が随所に出てきて、真砂女さんの俳句を好きになる…