こんばんは、紫栞です。今回は2018年5月に発売された、森博嗣さんの『ψの悲劇』をご紹介。 あらすじ〈死ぬ自由が自分にはある。なにか具体的な不満があったわけではない。自分の意思で自由に行動できるうちに、皆の前から消えようと思う。探さないように。〉と、書かれた手紙を残し、元大学教授の八田洋久(はったひろひさ)博士は失踪した。一年後、博士と縁のある者達が八田家に集い、“八田洋久の失踪について、誰も知らない情報を持っている”という島田文子と名乗る女性が、八田博士の実験室にあったコンピュータから「ψの悲劇」と題された、博士が書いたのだと思われる奇妙な小説を発見する。その日の夜、八田家の飼い猫が謎の死を…