中1の国語の教科書に米倉斉加年の「大人になれなかった弟たちに…」という話が載っている。 この中で主人公の弟は戦中に生まれ、栄養失調で亡くなってしまう。お棺が小さくて入らないことで母親が初めて我が子が大きくなっていたことに気づく。 食べるものがほとんどない状態でも、子供が日々成長していたことを知り「大きくなっていたんだね」とつぶやくところは学校のテストでは出ないが、感じるところがいろいろあるシーンだ。 毎日顔を合わせているから、子供が毎日成長していることに大人は気づきにくい。 私もそうだった。子どもの洋服が小さくなったり、身体測定の結果を見て「大きくなったなあ」と気づいていた。 見た目でわかる体…