「フランス白粉(おしろい)の秘密」(エラリー・クイーン 著/ 越前敏弥・下村純子 訳)を読みました。 エラリー・クイーンの国名シリーズ、2作目です。 原題は「The French Powder Mystery」。 今回の表紙にはクイーン警視も入っています。 ちょっと“じじむさい”感じで、私は不満。 確かに白髪の老警視なんだけど・・・ 作品の舞台は前作と同じ、アメリカ・ニューヨーク。 五番街にある「フレンチ百貨店」のショーウィンドウの中で、 正午過ぎに実演が始まった。 壁のボタンを押すと、その壁に格納されていたベッドが 降下する仕掛けだ。 しかしベッドと共に降下してきたのは女性の死体で、 「フレ…