イギリス国防省筋は、ウクライナ軍の戦果を伝えている。しかし、誰もが秘かに思っているように、戦局が膠着すれば、時間はロシアに味方する。 「国防費を一瞥(いちべつ)するだけで両国の差は浮き彫りとなる。先週発表された国際戦略研究所の報告書『ミリタリー・バランス』によると、ウクライナの2021年の国防費は47億ドル(約5,400億円)。これは核兵器を持つロシアの458億ドルの10分の1程度に過ぎない」(2月26日 CNN)。ロシアの装甲戦闘車両は15,000台余もあるという。 そもそも、ロシアの酷薄な戦争文化を軽視してはならない(ナポレオンやヒトラーも敗北した)。 自国領土を焦土化しても抗戦する。容赦…