ウンベルト・エーコの『歴史が後ずさりするとき』(2001‐2005の講演記録などのエッセイ集) 抜群に面白いですね。 まず、まえがきが面白い。次にざっと見た目次も面白い。 飛ばし読みで、 「神を信じなくなった人間は何でも信じる」も面白い。 「狼と羊―乱用の修辞学」にもほれぼれ・・・・と、ざっと見たところを、 そうそう、これを読もうと思ったのは、ウクライナのことから、戦争についての考察を知りたかったからだと、第一章はじめに戻る・・(2002講演) 戦争の論理 ・湾岸戦争(1991年1月17日から3月3日)は、交戦している人間が敵を哀れんだ最初の戦争だった(p19) ・犠牲を伴ってはならず、最大限…