一条真也です。『三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか』浜崎洋介著(NHK出版)を読みました。「シリーズ・戦後思想のエッセンス」の1冊です。著者は、1978年生まれ。文芸批評家。専門は日本近代文学、批評理論、日本の保守思想。雑誌『表現者クライテリオン』編集委員。すばるクリティーク賞選考委員、日本大学と東京工業大学の非常勤講師も務める。日本大学芸術学部卒、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了。博士(学術)。著書は『福田恆存 思想の〈かたち〉――イロニー・演戯・言葉』(新曜社)、『反戦後論』(文藝春秋)など。 本書の帯 本書の帯には、空手着姿で正拳突きをする三…