浜崎 洋介(はまさき ようすけ、1978年10月28日- )は、 日本の文芸批評家。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻修了、博士(学術)。日本大学にて非常勤講師をつとめる。専門は日本近代文学、批評理論、比較文学。著書に『福田恆存 思想の〈かたち〉―イロニー・演戯・言葉』(新曜社)や『反戦後論』(評論集・文藝春秋)などがある。
この前の動画も面白い。㉑ ㉒ というか、全体通して面白いです。浜崎先生、すごいなー。牡羊座の説明でも、よくいわれる「直観」という言葉。この言葉、人によって受け取り方が違うようで、極端に軽んじる人もいれば、変に感情的になる人もいるし、分かる人はすぐに分かってくれたりもする。のが、以前からそういえば不思議だった。その直観とは何か。今朝掃除しながら上の動画を聞いていて、ちょっと分かった気がした。そこに到り着くまで、例えばこういう壮絶さを経て掴むものが「直観」なのかもしれない。あるいは、そういった地獄を見たからこそ、直観それ自体の存在・力に気付く、というか。それは多分、何も考えてないというより、ある対…
浜崎洋介先生の講義「月刊 死ぬまでに読みたい世界の名著」を受けました。 今回は、福田恆存の「人間・この劇的なるもの」でした。 〜以下は講義の備忘録〜 「劇的なもの」とは有機的な調和感であり、調和が成り立った瞬間とのこと。 1948年に福田はすでにアメリカの物質文明の貧しさに言及。 そこで、ヨーロッパに目を向け、シェイクスピアの「ハムレット」を翻訳する。 「ハムレット」は近代小説のはじまりであり、近代個人主義のはじまりと言われているようて、ここで抑えておきたいのは、ヨーロッパの個人は、神とつながっていることが前提となっていること。 個性とは生理的なものでしかない。 自由とは奴隷の思想(拘束からの…
「耳なし芳一」を書いた小説家、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは、アメリカに住む友人あての手紙の中に、日清戦争の勝利が日本人にもたらすであろう影響について次のように書いていました。 「今回の戦争は何としてもひどい事件だ。これによって日本は、家康時代のように完全な独立国になるだろうが、しかしそれが日本にとって最善のことなのか私にはもはや保証できない。国民は依然として善良だが、上流階級は腐敗してきている。昔の礼節、昔の信義、昔の温情は日に照らされた雪のように消えつつある」エルウッド・ヘンドリック宛、1894年(明治27年)9月 平井呈一訳『明治文学全集48 小泉八雲集』 日本を愛し、日本に帰化した…
一条真也です。『三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか』浜崎洋介著(NHK出版)を読みました。「シリーズ・戦後思想のエッセンス」の1冊です。著者は、1978年生まれ。文芸批評家。専門は日本近代文学、批評理論、日本の保守思想。雑誌『表現者クライテリオン』編集委員。すばるクリティーク賞選考委員、日本大学と東京工業大学の非常勤講師も務める。日本大学芸術学部卒、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了。博士(学術)。著書は『福田恆存 思想の〈かたち〉――イロニー・演戯・言葉』(新曜社)、『反戦後論』(文藝春秋)など。 本書の帯 本書の帯には、空手着姿で正拳突きをする三…