一条真也です。『Humankind 希望の歴史』上下巻、ルトガー・ブレグマン著、野中香方子訳(文藝春秋)を読みました。「人類が善き未来をつくるための18章」というサブタイトルがついています。人間の本性は善であるという性善説を立証しようとした本で、拙著『心ゆたかな社会』(現代書林)のメッセージとの共通性を強く感じました。 著者は、1988年オランダ出身の歴史家、ジャーナリスト。ユトレヒト大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で歴史学を専攻。歴史、哲学、経済に関する著書を出版。その1つ『進歩の歴史』は、2013年の最高のノンフィクション作品としてベルギーで表彰されました。広告収入に一切…