2-1-2-3.例外や想定外に備えるための役割と権限 あらかじめ想定できる事態に対して取り決めとしてのルールを設定してその通りに実行することが重要だとすると、例外や想定外に対して備えるために必要なことが「役割と権限」の設定だと言えます。 これまで繰り返し検討してきたように、サプライチェーン上では常に予測できない変化が発生しそれに対して何らかの判断と行動を起こすことが求められています。予測できないこととしての例外や想定外は、ある一定の確率で常に発生する可能性があります。 しかしサプライチェーンでは時間の制約が厳然として存在していますので、一定の限られた制限時間内に変化を検知し判断し行動することが…