前回では、性悪説よりは性善説をとった方が、希望が持てるというようなことについて、述べました。さらに続けます。 世の中の人たちが全員、本質的に悪の心を持っているとしたならば、お互いに人が信用できなくなり、猜疑心に満ち満ちたそしてギスギスとした世の中となって、調和のとれた理想社会を実現していくことは永遠に不可能となるでしょう。 憎しみ合った結果どのような社会が現出するでしょうか。 我々は人と憎しみ合うために生まれてきたのでしょうか。そうではないと思います。 性善説を持ってこそ皆で協力し合ってすばらしい家庭、企業、国家、世界を築いていけるのではないでしょうか。 「自分を、悪人と思っている悪人はいない…