家庭裁判所調査官補として働くことになった望月大地(もちづきだいち)が少年事件や離婚問題など、様々な事件を調査し、隠れた真実を見つけ出していく物語です。 また、この本は5つの事案に分かれています。 1 背負う者 窃盗を犯した少女の事件です。面接の中で少女の語る偽りを感じとり、少女に隠された背景を調査していきます。 2 抱かれる者 ストーカーを起こした少年の事件です。少年は優等生であり、面接でもストーカーを起こすような人物ではありません。では、はぜストーカーを起こしてしまったのか。その真相に迫ります。 3 縋(すが)る者 大地が休みの日に地元へ戻った時の物語です。自分は、家庭裁判所調査官補に向いて…