百人一首第56番目の歌の作者は和泉式部いづみしきぶ。 恋歌を多く書き残した女流歌人です。 今回は和泉式部について紹介します。 和泉式部とは 生年が978年頃、没年は不詳です。 恋愛を多く経験した女性で、初め橘道貞と結婚し小式部内侍を産みます。 小式部内侍は百人一首60番目の歌の作者ですね。 その後、冷泉天皇の皇子、為尊親王と、さらには敦道親王とも恋愛関係になったようです。 恋多き女性でした。 ちなみに「和泉式部日記」は敦道親王との恋愛を綴ったもの。 二人の親王とはいずれも死別しています。 二人の親王との死別後、藤原保昌と再婚。 この再婚までは、正式には橘道貞とは婚姻関係にあったともみられていま…